ブラックオパール手磨きセット

オーストラリアライトニングリッジ産

地色が黒っぽく、遊色が際立つブラックオパールと紙やすりがセットで入った手磨きセットを販売します。

ニューサウスウェールズ州の北部中央に位置するライトニングリッジは、上質のブラックオパールの主な原産地として有名です。

通説では、19世紀中ごろ、ある羊飼いが彼の犬、そして600匹の羊を連れ、雷を避けるために尾根の影に隠れていたにもかかわらず、ひどい稲妻に打たれ命を落としたことから、この地をライトニングリッジと呼び始めたとされています。

荒野の田舎集落が公式の地図に乗るのは、1963年9月5日のことでした。

約100年後にはその町は人口が急増し、州内でも際立った存在となりました。

その成功の理由の一つは、美しいブラックオパールの発見にあります。

1900年代初頭、Charlie Nettletonという男性が、金の鉱脈を求めてライトニングリッジに到着しました。

ある日、牧童の家族とキャンプをした際に見たオパールの美しさに魅了された彼は、金鉱脈の発見を諦め、オパールの採掘を決意しました。

最初の試みは失敗しましたが、幾度か坑道を掘り進め、ついに世界初のブラックオパール鉱山が誕生したのです。

最初は安値で買い叩かれましたが、諦めずに買取業者を探し続け、ついにその価値が認められ、今日のブラックオパール市場が作り上がったそうです。

石の歴史を知って手にすることも、また楽しみの一つですね。