紫外線ライトとUVライトとブラックライトの違いは？

ブラックライトとは？

 

ブラックライトは、よく「紫色の光を出すライト」と思われがちですが、実際にはそうではありません。

ブラックライトは「紫外線ライト（UVライト）」とも呼ばれ、紫外線を放出するライトのことを指します。

紫外線はその名の通り、「紫色の光（波長）の外側」にある光で、目には見えません。

つまり、ブラックライト自体は無色の紫外線を放出するものです。

 

ただし、市場に出回っているブラックライト製品の多くは、紫外線に加えて目に見える紫色の光（可視光線）も放出しています。

そのため、紫外線ではなく紫色の光が目立つ場合があり、本来の紫外線ライトとは異なる性質を持つこともあります。

特に、仕様書がないライトや、紫外線波長が380nm以上の製品は、ほとんど紫色の光ばかりで、紫外線が含まれていないこともあります。

このようなものは「紫外線ライト」ではなく「紫色ライト」と呼ぶ方が適切かもしれません。

 

 

 

ブラックライトの選び方と注意点

 

例えば、海外製のLED-UVライトは強い紫色の光を放つものが多いです。

これを使用すると、蓄光石（光を蓄えて光る石）は光りますが、同時に周囲も紫色に照らされ、見た目が不自然になることがあります。

 

一方、当店の販売しているブラックライトは、ピーク波長が365nmで、可視光カットフィルターがついておりますので、紫色の可視光線をほとんど含みません。

そのため、周囲を紫色にしてしまうような状況を避け、確実に鉱物の蛍光を見ることができます。

 

 

紫外線ライトとUVライトとブラックライトの違いは？

 

▶︎紫外線ライト

定義: 紫外線（目に見えない光）を放出するライト全般。

▶︎UVライト

定義: 紫外線ライトの別名。「Ultraviolet（紫外線）」を指す。

▶︎ブラックライト

定義: 紫外線ライトの一種で、主に波長が長めの紫外線（UV-A）と紫色の可視光線を放出するライト。

 

紫外線とUVは同等の意味で、ブラックライトは紫外線の中でも長波調のものを指します。

 

 

ブラックライトを使用する際には、次の点に注意してください。

仕様書を確認する
使用するライトの「ピーク波長」や「光線のスペクトル」が記載されていることを確認しましょう。

 

無記載の製品は避ける
仕様書がないものや、ピーク波長やスペクトル情報が不明な製品は安全性や効果に不安があるため、使用を控えるのが無難です。

 

オンラインショップには安価な紫外線ライトがよく販売されておりますが、

ご購入の際は一度試して見られることをお勧めします。

 

鉱物カフェの専用ライトは店頭でお試しいただけます。

鉱物だけでなく、昆虫や植物やドリンクなど様々なものが蛍光しますので、新しい発見に繋がりますよ。