ダイヤモンドの魅力に迫る！輝きを知る４Cとは？

2023/04/19

ダイヤモンドといえば、その美しい輝きで人々を魅了する宝石の王様。

ダイヤモンドを選ぶ際には、４つの要素を知っておくことが大切です。

それが、「４C」と呼ばれるカット、カラー、クラリティ、カラットのこと。

それぞれの特徴をわかりやすく解説していきましょう。

【カット】

ダイヤモンドのカットは、その輝きを決定する重要な要素。

カットの良し悪しによって、光の反射や屈折が最大限に引き出され、ダイヤモンドの輝きが最高潮になります。

カットが深すぎたり浅すぎると、光の入射や出射がスムーズに行われず、輝きが損なわれてしまいます。

カットの良いダイヤモンドは、光を美しく反射させ、まるで無数の輝く火花が舞っているような輝きを放ちます。

カットグレード	説明
エクセレント	最適なプロポーションと対称性を持ち、光を最大限に反射し、輝きが優れている。
ベリーグッド	光の反射や輝きが良く、プロポーションや対称性がほぼ理想的。
グッド	光の反射や輝きがあるが、プロポーションや対称性に改善の余地がある。
フェア	光の反射や輝きに改善の余地があり、プロポーションや対称性に欠点がある。
プア	光の反射や輝きが不十分で、プロポーションや対称性に多くの欠点がある。

【カラー】

ダイヤモンドのカラーは、無色透明が最高の評価とされています。

ダイヤモンドには色のグレードがあり、DからZまでのアルファベットで評価されます。

Dが最も無色であり、Zになるほどイエローやブラウンの色味が強くなります。

カラーが強いほどダイヤモンドの価値は下がってしまいますが、逆に希少な色のダイヤモンドには高い評価がつきます。

自分の好みや予算に合ったカラーを選ぶことが大切です。

カラーグレード	説明
D	完全に無色であり、最も希少で高価。
E	極めてわずかな色が見られる場合があるが、ほぼ無色に近い。
F	わずかに色が見られる場合があるが、肉眼での判別が難しい。
G	わずかに色が見られるが、肉眼での判別が難しい。
H	肉眼でわずかに色が見られるが、一般的には無色に近い。
I	肉眼でやや色が見られるが、装着していると目立たない。
J	肉眼で色が見られる場合があり、やや黄味がかっている。
K-Z	肉眼で明らかに色が見られる。KからZにかけて色が徐々に濃くなる。

【クラリティ】

ダイヤモンドのクラリティは、内包物や傷などの透明度を評価する要素です。

内包物や傷が少ないほどクラリティが高く、透明度が高いダイヤモンドは輝きが際立ちます。

クラリティの評価は、フローレス（内包物が一切ない）、インクルージョン（内包物があるが肉眼で見えない）などのグレードで行われます。

クラリティの高いダイヤモンドは、より美しく輝きます。

クラリティグレード	説明
FL（フローレス）	内包物や傷が一切なく、完全に透明。非常に希少で高価。
IF（インターナリーフロー）	内包物や傷が顕微鏡でほとんど見られない。
VVS1, VVS2	内包物や傷が顕微鏡であまり見られない。
VS1, VS2	内包物や傷が顕微鏡で見られるが、肉眼での判別が難しい。
SI1, SI2	肉眼で内包物や傷が見られるが、全体の透明度は高い。
I1, I2, I3	肉眼で内包物や傷が明らかに見られる。透明度に制限がある。

【カラット】

ダイヤモンドのカラットは、その重さを表す単位です。1カラットは0.2グラムに相当します。

一般的に、カラット数が大きいほどダイヤモンドの価値が高くなります。

しかし、カットやクラリティ、カラーとのバランスも重要であり、大きさだけを追求するのではなく、他の要素との組み合わせを考えることが大切です。

カラット数	説明
0.20ct以下	脇石にも使用されるサイズであり、比較的価格が低くなる。
0.21ct - 0.49ct	小振りなサイズであり、手頃な価格帯に属する。
0.50ct - 0.99ct	中程度のサイズであり、一般的な選択肢となる。
1.00ct - 1.49ct	一定の大きさを持ち、メインストーンにも人気のあるサイズ。
1.50ct - 1.99ct	大きなサイズであり、高級感のある選択肢。
2.00ct以上	大変大きなサイズであり、高価格帯のダイヤモンド。