エリザベス女王の棺の上に置かれた大英帝国王冠とは
2022/09/20
王冠画像はWikipediaより引用
エリザベス女王の棺が9月14日、ウェストミンスターホールの大広間に安置され、棺の上に大英帝国王冠と王笏が置かれました。
王笏にはカリナンI (530.20カラット) 、大英帝国王冠にはカリナンII (317.40カラット) がセットされていますが、いずれも透明でカット済みのダイヤモンドとしては世界1位と2位の大きさを誇ります。
この王冠は1937年にエリザベス女王の父、ジョージ6世のために製作されたものです。
2868個のダイヤモンド、273粒のパール、17個のサファイア、11個のエメラルド、5個のルビーがあしらわれた歴史的にも価値のある王冠です。
この王冠には、いくつかの有名な宝石が使われています。
カリナンⅡ
なかでもひときわ目を引くのが王冠前部のダイヤモンド「カリナンⅡ」
317.40カラットの大きさを誇るこのダイヤモンドは、エドワード7世の66歳の誕生日に、当時イギリスの植民地だったトランスヴァール(現在の南アフリカ共和国)政府から贈られた、世界最大のダイヤモンドをカットしたものです。
黒太子のルビー
カリナンⅡの上、正面中央部のクロス・パティに据えられているのは140カラットの巨大なスピネル。
この宝石は、14世紀半ばエドワード黒太子が入手したもので、大英帝国王冠に使われる中でも最も古いものの一つです。
18世紀までコランダム(ルビー・サファイア)とスピネルは混同されていましたが、のちにルビーではなくレッドスピネルであることが判明しました。
聖エドワードのサファイア
王冠の頂点にある十字には「聖エドワードのサファイア」として知られる宝石が据えられており、これはエドワード懺悔王の指輪からとられたサファイアです。
ステュアートのサファイア
王冠背面のサークレット部には104カラットのサファイアが据えられています。
この王冠は、ヴィクトリア女王のものよりも軽くなったとはいえ、それでも総重量1.06kg。
女王はかつて「原稿を読む際は下を向くことができません。うつむくと首が折れるから、紙を上げなくてはなりません。王冠には不便なところもあるけれど、重要なものです」と語っていたそうです。
ウィンザー城の聖ジョージ教会で、王冠と王笏が棺から取り除かれることにより、エリザベス女王は初めて公人から私人へとなるのです。
改めて女王陛下の御冥福を心よりお祈りしたいと思います。
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