コーヒーのカフェイン量って？

この記事を読まれているあなたは、きっと珈琲好きなのでしょうね。

 

カフェインってよく聞くけど、結局１日どのくらいまでが大丈夫なの？と疑問に思われたこともあるのではないでしょうか。

この記事ではそんな疑問をさくっと解決いたします。

 

コーヒーのカフェイン量

一般的なコーヒー100mlあたりのカフェイン含有量は、60mg。

コーヒーカップ１杯（約160ml）の場合は96mg程度です。

豆の品種や焙煎具合によっても変わるので、あくまでも参考値とお考えください。

 

焙煎によっても変わるカフェイン量

カフェインは、焙煎が進めば進むほど減少します。

意外に思われるかもしれませんが、浅煎りの淡いコーヒーのほうが、深煎りの暗色コーヒーよりもカフェインが多いのです。

 

一日のカフェイン摂取量の目安は

カフェインへの耐性は、個人によって大きく変動します。

健康な成人の場合、米国や欧州では一日に400mgまでならカフェインを摂取しても問題ないとされています。

このカフェイン量は、コーヒー約一日4杯ほどになりますが、一般的な安全性の研究では、300mgが推奨されています。

 

妊娠中のカフェイン摂取量

妊婦さんや授乳中の方の場合は、一日の摂取量が変わってきます。

胎児や母乳を飲む赤ちゃんに影響がないとされている量は、一日あたり200mg以下。

コーヒーに換算すると2杯ほどです。

最近はデカフェのドリンクも多いので選択肢が広がりますね。

 

コーヒーの効能

・眠気覚まし

脳には、睡眠を促す物質とそれを受け取る受容体とがあり、そのふたつが結びつくことによって眠気を感じてしまいます。カフェインを摂取すると、眠気物質の代わりにカフェインと受容体が結びつき、眠気を覚ますことにつながります。

 

・むくみ対策

むくみは、細胞内に余計な水分が溜め込まれることにより起こります。

カフェインは尿量を増やして水分の排出を促す働きがあるので、コーヒーを飲むとトイレが近くなるのは自然なことなのです。

 

・糖尿病、アルツハイマー型認知症予防

コーヒーには、適量飲むことで糖尿病やアルツハイマー型認知症予防効果の可能性があると期待されています。

 

コーヒーを過剰摂取するとどうなる？

 

・下痢や吐き気

カフェインは過剰摂取により、さまざまな器官を刺激してしまいます。そのなかでも消化器官が刺激を受けると、下痢や吐き気、嘔吐につながるおそれもあります。特に空腹時にカフェインを摂取すると刺激を受けやすいので、気を付けましょう。

 

・利尿作用による水分不足

体内の毒素を尿とともに排泄できるメリットがある一方で、水分を排出しすぎて逆に不足してしまう自体を招くことがあります。コーヒー以外の水分補給も忘れずに。

 

・自律神経の乱れ

自律神経とは、消化、呼吸、循環などの活動を調整する神経のこと。活動状態の交感神経、リラックス状態の副交感神経のスイッチを切ったり入れたりする役割を担う、人の活動に不可欠な神経です。
カフェインには覚醒作用や興奮作用が含まれており、過剰摂取すると自律神経のバランスが崩れるおそれがあります。

 

 

カフェイン中毒

適切に摂取すれば心身にリラックス効果のあるカフェインですが、あまりにも急激な過剰摂取では中毒を起こすこともあります。

 

人によっては1000mg程度、多くの人が2000mgの摂取で中毒症状が出ます。

5000mgで重篤な副作用が発生し、7000〜10000mgの摂取で致死量に至るとされています。
1日あたりコーヒーは80杯、エナジードリンクは60本、眠気覚ましドリンク剤は40本飲まなくてはならない計算になり、現実的に考えるとありえない数字です。

日常的にコーヒーを愛飲する程度では起こりえないのでご安心ください。
 

 

さいごに

私たちの生活に活力を与えてくれるコーヒー。

仕事のお供に、コミュニケーションの傍らに、いつでも手軽に癒しの時間をお届けします。

 

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