蓄光する天然石ってある?
2025/06/04
光る石のおはなし 〜天然石にも“蓄光”はあるの?〜
「暗いところでぼんやり光る」自然石を模した樹脂石やセラミック石、ガラス製のアクセサリーパーツ。
そんな中でお客様からこんな質問をいただきました。
「天然の石でも、蓄光するものってあるんですか?」
実はこれ、とても面白いテーマなんです。
蓄光と燐光のちがい
「光る」といっても、実はいくつかの種類があります。今回のご質問に関わるのは「蓄光」。これは、光をいったん吸収して、時間差で少しずつ発光を続ける現象のことです。理科の世界では“燐光(りんこう)”と呼ばれます。
ちなみに蛍光(けいこう)は、光を当てた瞬間だけ光る現象。燐光は、光を当てたあとも少しの間だけ残って光り続けるものなんです。とはいえ、その時間はとても短く、 10 ns(ナノセカンド)を超える残光があれば燐光で、10 ns未満であれば蛍光と扱われます。
燐光する石、実在します
この“燐光”という現象、実は最初に見つけられたのは自然の鉱石から。
一部のダイヤモンドや鉱物には紫外線を当てた後にうっすら光り続ける性質を持つものもあります。
しかし自然界に存在する燐光鉱物は、人工的な蓄光石のように長く明るく光り続けるわけではありません。たいていは一瞬、長くても数秒以内のものです。
天然ダイヤモンドの燐光現象
ちょっと面白いのが、ダイヤモンド。多くのダイヤは紫外線に反応して蛍光を示しますが、なかには紫外線を止めても光が残る「燐光」を示すものも。
なぜそんなことが起きるのか? 実は、ダイヤモンドの中に微量の“希土類元素(レアアース)”が混ざっているためだと考えられています。どの元素がどう影響しているかまでははっきりしていませんが、色とりどりの蛍光・燐光を見せてくれるのは、そんな複雑な化学組成があるからなんです。
“光る石伝説”と注意点
古くは、放射性物質を含む隕石が地球に落ちたあと、数日間光り続けたという伝説もあります。科学が発達していない時代には「神の怒り」や「祟り」として恐れられていたかもしれません。
現代では、そうした石の仕組みが少しずつ解明されてきています。ただし、「天然の蓄光石です!」といった怪しげな商品や情報もネット上ではよく見かけます。暗いところでぼんやりと長時間光っているものは、100%人工的に加工されたものだと考えてよいでしょう。
おわりに
自然界の鉱物にも、紫外線を消した後に残光を宿す神秘的な石存在します。でも、それは控えめで、一瞬の煌めき。人工の蓄光石のように明るく長くは光らないけれど、そこには自然が生んだ偶然と奇跡が詰まっています。
「光る石」にまつわる伝説や科学を知ると、石の見え方がまた少し変わるかもしれませんね。
----------------------------------------------------------------------
°˖✧◝◜✧˖°˖✧◝◜✧˖°˖✧◝◜✧˖°˖✧◝◜✧˖°˖✧◝◜✧˖°˖✧◝◜✧˖°
本日もみねむるブログをご覧いただきありがとうございます!
伊丹稲野駅前の鉱物&カフェ Mineral Muruでは天然石・鉱物標本・ルースの販売や
選んだ石から伝統工芸士が作るフルオーダージュエリーも承っております。
伊丹にお越しの際は、是非一度ミネラルムールにお越しください。
コウブツアンドカフェ ミネラルムール
鉱物&カフェMineral Muru
〒664-0861
兵庫県伊丹市稲野町1-85-1 TMプラザ101
電話番号 : 080-9266-4244
OPEN:10:00-18:00 月曜定休
イベントや催事出張で不定休がありますので、ご来店前に必ずカレンダーをご確認ください。
公式LINE、Twitter、Instagram、Facebookにて営業日更新しています。
フォローお待ちしています!
<Instagram> →https://instagram.com/mineralmuru
<X> →https://twitter.com/MineralMuru
<Facebook> →https://facebook.com/mineralmuru
<公式ライン> →http://lin.ee/E629fmd






