みなさまはジュエリーの起源をご存知でしょうか?

 

当時のジュエリー、いわゆる装身具は、人々が闇夜の悪しきものから自分を守るための「お守り」でした。

病気や災害・邪気などの悪い物から身を守るため、原始的な刺繍や歯を削るなどの身体改造から始まり、動物の骨や歯・貝殻・石・鳥の羽などを使ってネックレスに加工していたそうです。

 

そして時代が進み、紀元前5000~3000年頃の古代エジプトに入ると、ラピスラズリやターコイズ、めのうなどの宝石や、金などの貴金属が素材に使われるようになり、ネックレス以外にもリングやペンダント・イヤリング・ピアス・ブレスレットといった、ジュエリーの代表的なアイテムが作られていきました。

この頃にもお守りという意味合いはありましたが、権力者など極一部の人が身に着けるという風潮に少しずつ変化してきました。

 

そしてジュエリーの文化がヨーロッパ全体に広がり、中世の時代になると、宗教における聖職者たちの権威を示す意味合いもあって、ロザリオなどの宗教に関わりの強いジュエリーが作られるようになります。

その後13世紀に入る頃には宗教色は薄くなり、王族や貴族たちの間でジュエリーを身に着けることが流行し、それが一種のステータスとして見られるようになりました。

 

しかし当時は倹約や身分の違いといった理由から、庶民の人々がジュエリーを身に着けることを制限する規制が行われていたこともあったそうです。

それから14~16世紀のルネサンス期を経て、17世紀に入るころにはジュエリーの技術がさらに進み量産化、今までに使われなかった宝石が使われるようになり、新しい石留めの技法が生まれるなどして、デザインの幅も広がっていきました。

 

 

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ジュエリーとは本来「美しいもので身を守りたい」という人間の本能に近いところから生まれたものです。

だからこそ長い人類の歴史の中で、全ての時代、全ての民族それぞれに装飾品は常に存在し続け、今日まで来たのです。

 

今でもヨーロッパでは母や祖母から受け継がれたジュエリーが大切にされています。

一部の人にとっては贅沢品や装飾品と見られることもありますが、私たちの使命は「大切な想いのこもったジュエリー」を制作することです。

 

美しい宝石たちは、地球が気の遠くなるような時間をかけて作り上げたもの。

その永遠の輝きには、身につける人に愛や幸せをもたらす力があると信じています。

 

家族の誕生石を使用したネックレスや、夫婦の思いを込めた刻印リング、愛するペットのモチーフなど、お客様の気持ちに寄り添い、一点一点を心を込めて制作しています。

このようなジュエリーを通じて、お客様の素晴らしい人生の一部に貢献できることを非常に嬉しく思います。

 

快適な着け心地、洗練されたデザインで、どんなファッションにも馴染むもの。

特別なお出かけの時にも、人と被らない、自信と勇気を与えてくれるもの。

大切な人へ受け継いだり、贈ったり。ずっとずっと長く使えるもの。

 

そんなお客様の笑顔のために、私たちはひとつひとつのオーダーに真摯に向き合い続けます。